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空腹時と満腹時の筋トレは効果的なのでしょうか。
結論からいうと、どちらもベストなタイミングではなく、十分な筋トレ効果は期待できません。
筋肥大効果を見込むのであれば、避けたい状態です。
そこで今回は、こちらの4点について詳しく解説していきます。
目次
空腹時にする筋トレ

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空腹の状態で筋トレをするとこのようになります。
・力が出ない
これでは、筋肥大につながるとは考えられません。
筋肉量が減少
筋肉をつけるための筋トレで、筋肉量が減少してしまっては意味がありません。
原因は、筋肉が分解されてエネルギーとなるからです。
筋肉がエネルギーへと変換するメカニズムはこちらです。
↓
②空腹時は糖が不足
↓
③不足したエネルギー(糖)を補うために、筋肉を分解
↓
④分解された筋肉をエネルギーに変換
今までのトレーニングで付けてきた筋肉を分解させるのはもったいないです。
これを回避するだけで、筋肥大効果は高くなります。
力が出ない

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そもそも、筋トレで力が出ないとトレーニングになりません。
いつも通りの力が出ないとこのようになります。
・追い込むトレーニングができない
・ケガのリスクが高まる
トレーニングは、常に追い込む必要があります。
ケガのリスクを下げ、トレーニングの質を高めるためにも、十分に力を発揮できるようにしましょう。
満腹時にする筋トレ
満腹の状態で筋トレをするとこのようになります。
・体調不良になる
体調面で悪い影響を及ぼします。
消化不良によって栄養が吸収されにくくなる
食後は消化のために血液が必要です。
しかし、筋トレをすることで筋肉に血液が集中するため、消化吸収の効率が悪くなります。
本来吸収されるはずだった栄養が吸収されないため、筋肉に必要な栄養が十分に摂れません。
よって、筋肥大効果も減少します。
体調不良になる
食後の満腹時は単純に気持ち悪くなることが多いです。
これでは、筋トレに集中することが出来ません。
筋肥大に最適なタイミングは

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では、筋肥大に最も適したタイミングはいつでしょうか。
それは、空腹時でも満腹時でもない時です。
具体的に言うと、食後2~3時間後がいいとされています。
理由は3点あります。
②十分に力が出せる
③体調面で気にすることがない
本気で取り組んでいる方はこのような小さなことでも、意識することが大事です。
筋トレ前に準備しておくこと
筋トレ効果を最大限に高めるためには、事前に準備することも必要です。
この3点をおさえることで、今後の成果につながります。
②空腹時は事前に消化にいい食べ物を摂る
③スケジュールを組む
誰でも簡単に出来るので、実践していきましょう。
筋トレ2~3時間前に食事を済ましておく
先ほどの通り、食後のトレーニングは効果的ではありません。
できるだけ食事は2~3時間前に済ませておきましょう。
空腹時は事前に消化にいい食べ物を摂る
このような方におすすめの方法です。
・空き時間などにトレーニングをする
どうしても時間に余裕がなく、このような状況になることが多いです。
そんなときにおすすめなのが、消化のいい物を摂ることです。
1番のおすすめは「バナナ」です。
栄養素が豊富に含まれており、スムーズにエネルギーへ変換することができます。
バナナの栄養素に関する内容がありますので、参考にしてください。
スケジュールを組む
筋トレをするスケジュールを組みましょう。
具体的に決めておきたい予定はこちらです。
・筋トレ開始時間
・筋トレ後の食事時間
この3点を決めておくだけでいいです。
筋トレ前は余裕を持って食事をします。
そして、筋トレ後は早めに食事を摂りましょう。
筋トレの時間に合わせて決めるとスムーズです。
まとめ
空腹時と満腹時の筋トレ効果について解説しました。
今回のポイントはこちらです。
ポイント
・空腹時と満腹時の筋トレは避ける
・筋トレ前後の食事時間を意識することが大切
・筋トレ時にはベストなコンディションで臨む
「時間がないからしょうがない」とするのか、「なるべく調整してみよう」とするとでは、今後の成果に大きな違いがでます。
小さなことでも手を抜かず、コツコツ努力していきましょう。